数あるFX業者の中から、どのFX業者に口座開設すればよいか非常に悩みます。
全てにおいて完璧な業者があればよいのですが、残念ながらそのような業者はないのが現状です。
そこで、自分のトレードスタイルに合ったFX業者を選ぶことをおすすめします。
また、トレードスタイルに合わせて複数の業者で口座開設することで、自分のトレードスタイルに合った業者が見つけやすくなり、リスク分散という意味でも有効です。
スプレッドや約定力・サーバー強度などはインターネットの口コミや評判などで調べられますが、最終的には自分で口座開設して確認するのが一番です。
デイトレード・スキャルピング向け
デイトレードやスキャルピングなどの超短期トレードでは業者選びが非常に重要です。
逆に良い業者で口座開設できれば、勝ち組への道は半分手に入れたようなものです。
デイトレード・スキャルピングトレードに向いたFX業者のポイントを揚げます。
ただ、以下のポイント全てが優れている業者は今のところありませんので、バランスの良い業者を選ぶようにしましょう。
薄利を積み重ねるスキャルピングにおいては、スプレッドはばかになりません。
FX業者によって「原則固定」と謳われていますが、指標発表時などはスプレッドが拡大することが度々あります。
指標発表時にスプレッドがどれだけ開くか確認するには、いくつかの口座を開設して取引画面で「BID(売)」と「ASK(買)」の差を見れば実際に取引をしなくても確認できます。
「約定(やくじょう)力が高い」とは、売買の注文が指定した時に執行されたり、スリッページ(価格の誤差)の発生が少ないことをいいます。
相場があまり動いていない時であれば、「約定力」はどこの会社もさほど差がないかもしれませんが、重要指標発表などで、相場が大きく動いた時にも高い約定力を保てるのかが重要です。
新規注文で約定できないのはまだいいですが、決済の際に約定できなかったりスリッページが発生すると予想外の損失が発生する場合がありますので注意が必要です。
取引回数が急激に増えた時に、サーバーがダウンしたり重くなったりする業者も少なくありません。
サーバーがダウンすれば取引ができなくなり、想定外の損失が膨らむ可能性があります。
また、チャートが固まってしまっても取引どころではなくなります。
こちらも実際にいくつかの口座を開設して、取引してみないと判断が難しいです。
ただ、使えない業者と判断したとしても、システムの変更で使える業者に変わる場合が度々ありますので、1度捨てた業者でもたまにチェックしてみるとよいでしょう。
数秒で取引を終えるスキャルピングは、ワンクリックで注文できる取引ツールがあるととても便利です。
スワップポイント狙い
長期保有でスワップポイント狙いのトレードの場合、経営が安定しており、スワップポイントが高く、通貨ペアが多い業者を選びます。
逆に取引ツールの使いやすさなどはあまり重要ではありません。
情報収集用
相場情報もFX業者によって精度や更新頻度は様々です。
上級者の中には、この相場情報が目的で口座開設するケースもあります。