どんな投資でもリスクがゼロというのはありません。
FXを始める前に、FXのリスクについて理解しておきましょう。
為替変動リスク
FXでは為替の変動によって大きな利益を得ることもあれば、損失を被ることもあります。
レバレッジをかけて取引を行った場合は、レバレッジの倍率に比例して利益と損失も大きくなります。
初心者のうちはレバレッジは低めに設定して取引を行うほうがよいでしょう。
また、ほとんどのFX業者は、為替変動リスクから投資家を守るため「強制ロスカット」というルールを採用しています。
強制ロスカットとは、損失が大きくなり証拠金維持率がFX業者が定めたロスカットラインを下回った時に、自動的に強制決済されることをいいます。
ロスカットラインはFX業者によってまちまちですので、必ず把握しておきましょう。
システムリスク
FXでは主に、インターネットを利用して、パソコンやスマートフォンなどで取引を行います。
取引中にインターネット回線の不具合やFX業者のサーバー不具合などが生じた場合、その間取引ができなくなことが考えられます。
その間に為替が大きく変動して、利益機会を逃したり、損失が膨らむといったリスクがあります。
金利変動リスク
FXでは各通貨の金利差によって発生するスワップポイントというルールがあります。
金利の低い通貨で金利の高い通貨を買った場合、その金利差に基づく差額がもらえます。
逆に金利の高い通貨で金利の低い通貨を買った場合、その差額を支払うことになります。
スワップポイント狙いの場合は、金利の変動に注意を払う必要があります。
流動性リスク
市場が「売り」もしくは「買い」に偏ってしまった場合、狙った通りの価格で約定(確定)できないリスクがあります。
流動性リスクは、流動性が高いメジャー通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円など)はリスクが低く、流動性が低いマイナー通貨(豪ドル、NZドルなど)はリスクが高くなります。
約定力はFX業者によって差があります。